日本人選手の見解-シーズン中の見解例
イチロー選手
2009年6月2日の斬り込んだ見解例:
イチロー選手は、月曜日の試合でこれまでの彼の米国における記録であった連続試合安打を25に伸ばしました。
彼の連続試合安打継続における現在のひとつのファクターは、2ストライクと追い込まれても安打を量産できる能力です。
この記録更新中の6試合で、彼の安打はいずれも2ストライク後に放たれています。
イチロー選手は、早いカウント時にはボール球に手を出さない打者ですが、
2ストライク後には彼自身のストライクゾーンを劇的に広げているようです。
今シーズン2ストライク時の外角寄りのボール球に対して57%の割合で手を出していますが(リーグ4番目の多さ)、
必ずボールにバットをコンタクトさせています。 彼の場合、2ストライク後のボール球に対してバットを振りにいって空振りしたのは、
ほんの15%です(リーグ平均は40%)。 イチロー選手は2ストライク後のボール球に対して.320(25打数8安打)で、
これはリーグ平均の.105も高い数字です。
2009年5月21日の斬り込んだ見解例:
ほんのわずかな投手がイチロー選手を徹底して打ち取っていますが、
この木曜日にはロサンゼルス・エンジェルスの左腕ジョー・サンダース投手が対戦予定です。
左投手に対しての通算打率が.344のイチロー選手ですが、対サンダース投手に関してはこれまで25打数5安打(.200)です。
昨年からのイチロー選手の外角の速球に対しての打率は.328ですが、サンダース投手の投じた全27球の外角への速球に対しては、
わずか3球しか手を出していません。 サンダース投手は、イチロー選手の様な好打者に対して63%の割合しかストライクを投じず、
カウントを有利にさせてから膝元へのカーブで攻略します。 イチロー選手がサンダース投手に対してカウントが不利の状況では、
13打数2安打(.154)です。
松井秀喜選手
2009年8月2日の斬り込んだ見解例:
シーズン当初、松井選手の長打率は.466でしたが、ここ2カ月では13本塁打を含む.573へと長打率を上げてきています。
これはホームプレートの内側に投じられた変化球に対して、強く引っ張ることで対応してきたようです。
このような投球に対して4月~6月までは、40%の割合でセンターから左方向へ、そして7月からは77%の割合で強く引っ張り、
その結果として本塁打3本、二塁打2本と打撃が上向きになってきています。
2009年7月22日の斬り込んだ見解例:
月曜日のオリオールズ戦で放った勝敗を決定づける本塁打は、松井選手とってたやすく打てたはずです。
松井選手はシーズン中、常に試合が接戦や終盤の状況においてヤンキースの勝利のために活躍を続けてきました。
このような状況下での7進塁打は、チームトップの数字です。 対戦チームの投手は、ピンチの場面で常にゴロを打たせるため低目のボー
ルを多投することにより、松井選手はゲーム終盤や同点時に、膝から下の低目のボールを46%見ていることになります。
しかし低目の投球に対しての長打率は.621(リーグ平均は.335)というように、素晴らしいローボールヒッターです。
カウント2-2から投じられた低目の速球に対して放った月曜日の本塁打は、まるでゴルフをしているかのようでした。
松坂大輔投手
2009年7月3日の斬り込んだ見解例:
火曜日のデトロイト・タイガースに対して、5回1失点で2009年シーズン初めて勝利という結果を得ることのできたゲームでした。
今シーズンのこれまでの4先発登板で防御率は8.82、またシーズン当初得点圏に走者を置いた場面での被安打率は.400でしたが、
火曜日の同じ状況下での被安打率は.143でした。 しかしこの日はタイガースの打者に対して、内外角のスライダーを使っていました。
前回の登板では、外角へのスライダーを55%の割合で投じており、走者が得点圏にいる場合の外角へのスライダーに対して1.750の長打率を許し
ていました。 この日のタイガース戦では同じような場面が3度ありましたが、いずれもスライダーを投じ3奪三振でした。
2009年9月16日の斬り込んだ見解例:
肩の故障でおおよそ3ヶ月の実戦回避後、初めてとなる火曜日のロサンゼルス・エンジェルス戦で6回まで5奪三振を含む被安打3の無失点で、
今後に向け明るい兆しの見える投球内容でした。 この日の好投の要因のひとつは、高目の速球でした。 エンジェルス打線に対して、
キャッチャーから要求された高目の速球全32球のうち29球を投じました(91%)。
今シーズンこれまで高目の速球を全体の25%投じ被安打率.381でしたが、この日のエンジェルス打線は2ス
トライク後松坂投手の高目の速球に手を出して2三振を含む5打数1安打(.200)でした。